みなさまこんにちは、緑が丘店 薬剤師の川口と申します。梅雨時期となりましたね。
梅雨寒による気温差や、季節の変わり目による体の疲れからかぜをひき、せきが長引いているとお話しされる患者様をお見かけします。
また、病院にかかり喘息(ぜんそく)ですねと診断され驚いてしまったとお話しされる方もいらっしゃいます。
今回は、咳喘息の症状と喘息の治療に使われるお薬について簡単にご説明いたします。
かぜの症状(発熱、喉の痛み、鼻水、痰の絡みなど)が終わった後に、せきのみが残ってしまう症状を咳喘息(せきぜんそく)とよびます。
せきは本来、痰(ばい菌と戦った白血球)を外に出す生体防御反応ですが、長引くことにより気管が刺激をうけ、粘膜の炎症が続き、症状が悪化してしまうことがあります。
咳喘息をそのままにしておくと、3割の方が気管支喘息に移行するといわれていますので、せきが続いてお困りの方は早めに主治医の先生に御相談されることをお勧めします。
現在、長引くせき症状に対しては喘息治療と変わらない治療をしていきます。
喘息治療に使われる薬剤について紹介いたします。
咳喘息・喘息を治療されている患者様の中で、せきが出なくなったからもう薬は必要ありませんか?とお話しされる方がいらっしゃいます。
患者様毎に気道の炎症の程度も様々となりますが、気道粘膜の炎症がおさまるまではぶり返す方も多いので、症状がよくなったとしても医師の指示があるまでは適切な治療を継続することをお勧めします。
まずはつらいせき症状を治す治療ですが、喘息の診断を受けた方は、せき症状をくりかえさない予防治療も大事と言われております。
予防治療としては、気道の炎症が起こらないようにステロイドの入った吸入剤を毎日吸入していきます。
日常生活をせき症状で悩まず、正しい治療を継続していただくために、小島薬局ではお薬の説明や健康相談をさせていただいております。お薬を続けていてお困りの事、心配や不安なことがあれば各店の薬剤師にぜひご相談ください。