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コラム 2022年02月17日

【薬剤師コラムvol.2】乳児・幼児期のお子さんの薬の飲ませ方

アツハラ店の二宮です。
 

お子さんに薬を飲ませることでお困りになったことってありませんか?

私も子どもが小さい時には苦労しました。

今回のコラムでは薬を嫌がるお子さんが上手に飲めるようになるための工夫を紹介いたします。

 

乳児期(生後1年前後までのお子様)の薬の飲ませ方

主にシロップが処方されます。

 

シロップの飲ませ方

  1. 1回量を測りスプーンにのせてスープを飲ますように飲ませます。
  2. 1回量を測りスポイトでほおの内側に流し込む。
  3. 哺乳瓶の乳首に薬を入れ、吸わせる。

この時ミルクに混ぜるのはやめましょう。ミルク嫌いになってしまう可能性があります。

 

また、抗生剤など一部粉薬で処方される場合もあるため、粉薬が処方された場合は

少量の水や白湯(10cc程度)に混ぜて良く溶かします。溶かしたものを上記のあるようにスプーンやスポイトで口に入れる。または哺乳瓶の乳首に入れて吸わせる。

 

または、ごく少量の水で練り、上あごかほほの内側に塗り付け、水やミルクを飲ませる。

 

満腹の時に飲ませるとお腹がいっぱいで飲んでくれないこともあります。母乳やミルクの回数は1日3回とは限りませんよね。食後での服用で指示が出ている場合がありますが、母乳やミルクの前に飲ませるようにしましょう。風邪薬やアレルギーの薬など食後ではなくても良い薬がほとんどです。心配な場合は薬をもらう際に薬剤師にご相談ください。

 

 

幼児(生後1年から6歳までのお子様)の薬の飲ませ方

主に散剤(粉末や粒状のもの)が処方され始めます。

 

  1. 水で溶かして飲ませる。1回で飲み切れる量にする様に注意しましょう。
  2. ジュースや牛乳に混ぜて飲ませる。
    一部の抗生物質ではジュースで苦みが出る、牛乳で薬の吸収が悪くなるものがありますので注意が必要です。薬をもらう際に混ぜてはいけないものを薬剤師にご確認ください。
  3. アイスクリームやヨーグルト、ゼリーに薬をはさむように入れて食べさせる。チョコレート味のアイスや服薬ゼリーは薬の匂いを隠してくれるのでおすすめです。
  4. ままごと遊びで親も一緒に薬を飲むようにする。親の真似事をするため上記の方法と一緒に行っても良いでしょう。
  5. 飲めたらとにかく誉める!

 

特に3歳を過ぎても薬を飲まない場合には④や⑤は良いのではないかと思います。

 

 

小さな子どもは薬を飲むのを嫌がるものです。わかっていてもご家族のかたはそれに対してどうしても落ち込んだり、悩んだりしてしまうと思います。

 

今回ご紹介したひと工夫することで上手に薬を飲ませることができるようになれれば嬉しいですが、
なにをやっても飲んでくれないということもあります。 そんなときは考えすぎてしまうまえに、薬剤師にご相談ください。

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